「上級利用者枠(仮名)」に関する考え方について(学内利用者向け)

利用者各位

いつも分析電顕室をご利用頂きありがとうございます。先日案内した「装置利用に関する考え方について」において「上級利用者「枠」(仮名)」についてふれさせて頂きました。この「上級利用者「枠」」が、具体的にどの装置のどの利用者が対象となるのか問い合わせを頂きましたので、現時点(2022/04/12)における当室の考え方を示します。

本ページでは文部科学省ナノテクノロジープラットフォーム事業(終了)・文部科学省マテリアル先端リサーチインフラ事業の受託事業経費が投入された装置類を対象とします。
該当する装置の一般利用については東北大学ナノテク融合技術支援センター(CINTS)のWEBサイトをご覧ください。
http://www.cints.tohoku.ac.jp

上級利用者(仮名)の定義

当室管理の装置を利用する者で、当該装置に関する十分な操作技能・管理技能を有すると共に、運用体制について十分に理解し必要な作業を実施できる者。言い換えれば、当該装置の利用・運用にあたり当室のスタッフによる補助・支援を必要としない者とし、当室によって認定される必要があります。

上級利用者「枠」の定義

当室が管理する装置群の中で、その導入もしくは運用に受託費が投入されたもの(具体的には収差補正電子顕微鏡・FIB等)の自主事業枠において利用区分が「非公開課題」に該当しないもの且つ、本学所属の上級利用者によって使用されるもの。

上級利用者「枠」設定の背景と目的

  • 先端実験装置の導入・運用には多額の費用がかかるため、本学・本所単独での整備は困難であるため、外部プロジェクト等の受託費に依存せざるを得ず、必然的にプロジェクト目的に沿った利用者・研究課題での使用が優先される。
  • 現在の財務状況において、最善の研究基盤を提供する為には使用目的を限定されない自主事業枠の適切な分配が重要である。
  • 使用料が比較的低廉な利用枠を上級利用者専用で設定することにより、利用者における技術修得に対する動機付けとなることが期待される。
  • 上級利用者の増加によって、使用技術や周辺知識の継承が容易となり、本学・本所における人的な研究基盤の拡充につながる。
  • 上級利用者の増加によって、支援スタッフの業務量が低減され、新たな支援領域拡充のためのリソースが確保出来る。

上級利用者「枠」の特徴

  • 利用報告書提出不要
  • データ共用不要
  • 利用者による直接使用
  • 技術支援利用不可 
    (装置利用からデータ利用まで利用者単独で行えること)
  • 分析コア受付課題に準じる(要公開)
  • A料金適用
  • 休日・夜間の使用可

上級利用者の認定

上級利用者の認定は当室が行います。具体的には、それぞれの装置管理者の判断となりますが、概ね以下の条件が要求されます。

  • 当該装置を単独で使用出来ること。
  • 当該装置の日常的な管理を行えること。
    • 例:装置起動・停止、寒剤補給
  • 軽微なトラブル時に適切な対応が行えること。
    • 例:PC再起動

上級利用者「枠」の制限・使用条件

自主事業枠は稼働時間に対する上限割合が定められているため、上級利用者による装置利用全てが上級利用者枠の対象になるとは限りません。詳細は検討中ですが、以下の制限がかかります。

  • 枠の日数
    • 全体で週1~2日程度とする。(稼働時間の最大40%)
    • 枠利用者ではなく、利用研究室毎に1ヶ月あたり平均1~2日
  • 平日日中の時間帯は公開課題を優先する。
    • 夜間・休日の使用可
  • 公開課題枠での利用数が少ない場合は上級利用者枠の使用を制限する場合がある。

上級利用者「枠」の使用を希望される方へのお願い

  • 利用可能な日数が月毎に変動するため、CINTS公開課題枠での利用申請も合わせてお願いします。

トレーニングについて

  • 上級利用者認定のために必要なトレーニングについては装置担当者にご相談ください。
  • 定期的なトレーニングプログラム開設も検討しておりますが、新型コロナ感染症対策のため、当面は既存の習熟者の認定や、研究室内での自主トレーニング実施状況から判断させて頂きます。