ファイルサーバー利用上の注意

利用者各位

いつも金研・分析電顕室をご利用いただきありがとうございます。

当室では、電子顕微鏡利用者向けにファイルサーバを運用しております。

従来は、実験データをネガフィルムの状態でユーザー毎に持ち帰っていただいてましたが、近年CCDカメラの普及に伴いデータファイルでの取り扱いに移行しております。

実験装置の安定動作のため、セキュリティ対策ソフトを導入できないので、データの取り出しにはCD-R/DVD-R等の光学メディアを用いていましたが、

  1. メディアの容量に対してデータ量が大きすぎる(あるいは小さすぎる)
  2. データ取り出しに使用したメディアはそのまま使い捨て

等、あまり効率の良くない状態が続いていました。

USBメモリの使用もセキュリティ対策上、控えていただいています。

このような背景から、当室ではデータの取り出しに、専用LINUX機、及びファイルサーバを使用しています。

これらは実験装置から切り離されており、個別にセキュリティ対策が施されています。

当室では、ユーザーの利便性のためにこのファイルサーバを公開運用しています(所外からのアクセスも可能です)が、ファイルサーバの主な運用目的は、スムーズな実験データの取り出し、であり、データの保管ではありません。

ストレージ容量に余裕がある間はユーザーデータの削除等は行わない予定ですが、ハードウェアのトラブル等でデータが失われる可能性もございます。大切な実験データは、ファイルサーバーのみに置きっ放しにする事無く、各ユーザー毎に適切に管理されるようお願いします。

また、装置側のPCに保存されたデータについては、実験装置の安定動作のため不定期に削除する場合がございますので、実験後は速やかにデータを取り出すようお願いします。