TEM操作マニュアル(簡易版)
当室では、加速電圧200kVの透過型電子顕微鏡を2機(JEM-2000EXII 、TOPCON 002B)を管理しておりますが、他部門でも学内の利用者向けに解放されているTEMがございます。
タイムスケジュール、利用目的等によっては当室のTEMが使用できない場合もございますので、その場合は他部門管理のTEMの使用を提案させていただく場合があります。
詳細は当室スタッフまでご相談ください。
当室管理の装置利用及び試料作製受付方法について変更がございますのでお知らせ致します。
1.装置利用について
マシンタイムの予約毎に、研究課題並びに観察試料をを通知していただきます。
研究課題情報、試料情報は予約システム上にて登録可能です。
2.試料作製申し込みについて
作製試料1点毎に依頼伝票(オンラインで)を提出していただきます。
依頼試料については、既に作製試料毎に伝票の記載をお願いしております。一部利用者の方については口頭で依頼なさる場合もございましたが、依頼試料の取り扱い数が増加してきたため、適切な管理のため伝票の提出を徹底させていただきます。今回の装置予約方法の変更に併せて、伝票の登録を予約WEBシステム上で行えるように変更させていただきましたので、今後はできるだけオンラインにて試料作製の申し込みをお願い致します。(紙伝票も当面は利用可能です)
なお、試料作製については、「伝票記入」のみがオンライン化されます。実際の作製の可否の判断や、薄膜用試料の引き渡し等は従来通りスタッフと直接やり取りをする必要があります。
3.ユーザー毎のマシンタイム予約の徹底
Webシステムの導入以降、利用者が直接マシンタイムの予約を行えるようになりましたが、一部の研究室におきましては、予約者以外が装置を利用しているケースが見受けられます。当室スタッフが把握していない方の装置利用はトラブルの原因になりかねませんので、装置を直接使用するユーザーがマシンタイムを予約していただくようお願いします。
以上の変更は当室の利用実態の正確な把握と研究支援業務の改善を目的とし、2015/9/1より実施させていただく予定です。利用者の皆様にはお手数をおかけしますが、趣旨をご理解の上ご協力お願い申し上げます。
なお、Webシステムについては今回の変更に併せて既に一部機能を追加、変更しております。研究課題の登録、試料情報の登録、試料作製依頼について、一応動作致しますが、詳細な利用方法については後日案内させていただく予定です。
不明な点がございましたらお問い合わせ願います。
金属材料研究所 材料分析研究コア 分析電子顕微鏡室
2014/5~2015/5の当室の使用状況の概算です。
予約状況に基づいた集計です。
*観察代行分等は含まれておりません。
*2015/4/31以前は予約単位が日中もしくは夜間、5/1以降は時間単位となっているため、2015/4/31以前の使用時間は見かけ上大きくなる可能性があります。
日本顕微鏡学会主催の第25回電子顕微鏡大学が開催されます。物質、材料系の研究者、技術者向けの電子顕微鏡セミナーになります。
詳細は日本顕微鏡学会のWEBサイトをご覧ください。
http://www.microscopy.or.jp/denken/
当室ユーザーの学生さんにもおすすめの内容です。
ユーザーの皆様
いつも当分析電子顕微鏡室をご利用いただきありがとうございます。
本年度5月以降のTEM利用について、WEBシステムによる予約を開始しておりますが、観察時にスタッフによる補助が必要な場合は、あらかじめスタッフが対応可能かを確認するようお願い致します。
通常、スタッフ一名以上が電顕室に在室するため、利用者の希望に応じて観察補助が可能な体制を取っておりますが、
のために、スタッフが外出・不在になる場合がございます。
試料の取り付け、取り外し、方位出し、撮影その他でスタッフの補助が必要になると見込まれる方は、WEB予約を行う前に希望時間帯にスタッフが対応可能かを確認してください。
なお、装置トラブル等緊急の場合はスタッフ外出時でも対応致しますので、お呼び出し願います。
不明な点はお問い合わせください。
所内の方は電顕観察結果の解析に有用なデータベース類を利用できます。
詳しくは、金研図書館のWebサイトをご覧ください。
おすすめは
(所内専用)
無機結晶データベースICSD
https://icsd.fiz-karlsruhe.de/icsd/
2元・3元合金状態図 Alloy Phase Diagrams Online
http://www1.asminternational.org/asmenterprise/apd/
セラミックス状態図 Phase Equilibria Diagrams Online
http://phase.ceramics.org/
(FREE・要登録)
NIMS ・物質材料データベースMatNavi
http://mits.nims.go.jp/
当室の使用可能時間はスタッフが在室している時間帯(8:30~17:15 )となり、夜間・休日は施錠されます。
夜間・休日に当室の利用を希望される場合は個別に可否を判断させていただきます。原則、本所の教職員で且つ十分な技術を有する(含・トラブル対応)と当室スタッフが判断した方に限って使用可能とさせていただきます。
詳しくはスタッフまでご相談ください。
当電顕室は材料分析研究コアに属しており、コア内のゼミ等の都合でスタッフが不定期に不在になる場合があります。
当面の不在予定は以下の通りです。
装置利用を予定されている方でスタッフのサポートが必要な方はご注意ください。
WEB予約システムでTEMの使用時間を表示するようにしました。
ユーザーが所属する研究室の装置使用時間の集計が表示されます。
使用方法
WEBシステムにログイン後、右側メニューの「分析電顕室」を選択し、「使用時間集計」へ進んでください。
TEMの使用料金はここで表示される使用時間に基づいて算出されます。
なお、表示期間によっては実際に使用する前の予約分も表示されます。
現在、当室において NanoMEGAS社のプリセッション電子回折装置Spinningstar P020をデモ運用中です。
Spinningstarを使用すると、入射ビームを歳差運動させて電子回折実験が行えるため、動力学的回折効果の影響を軽減できます。
多重回折による反射がかなり抑えられるため、対象性の評価が容易になります。
その他、全方位暗視野像の観察も可能です。
結晶構造解析および、微細組織の評価に有用です。
当室では本装置を002Bに取り付けており、常時使用可能となっております。
なお、デモ機の貸し出し期限は今年度(2015年度)中となっておりますので、興味をもたれた方はお早めにご相談ください。
参考サイト
現行機は名称がSpinningstarからDigistarに変更されていますので、Digistarの情報をご参照ください。
http://www.ads-img.co.jp/ad_categories/maker/nanomegas/
撮影済みのTEM写真のデータについて、従来はCDR/DVDRで持ち帰っていただいてましたが、専用ファイルサーバーを設置しましたので、今後はネット経由でデータをダウンロード可能になります。 続きを読む ファイルサーバーを設置しました。
当室管理のTEMについて、
現在:
1.利用可能なタイムを分析電顕室のWEBサイト、
2.来室、電話、もしくはメールにて申し込み。
3.当室スタッフがWEBシステムに登録。
4.予約完了
予約状況の確認は、WEBサイト上で可能。(
今後(5月以降):
1.利用者は各自WEBシステムのユーザー登録を行う。(
2.利用者が直接WEBシステム上で予約する。 続きを読む 装置の予約方法を変更します。
TEMユーザー向けのフリーウェアを紹介します。 続きを読む 便利なフリーウェア
2000EXIIの鏡筒に真空計をつけました(試料ホルダーの出し入れ時に真空度のモニタができます)。
002Bのメンテナンスを行い、以下の点改善されております。
1.対物絞り交換を行いました(最小絞り径が一回り小さくなっています)。
2.対物絞りの動きがスムーズになりました。
3.Diff focusの動作が改善されました(改善した原因は?)。
分析電顕室ユーザーの皆様
これまで所内限定だったWebによる装置予約状況の確認および、実験データサーバへのリモートアクセスについて、所外からの利用を可能にします。
予約状況の確認は学内からのアクセスについては制限をかけておりませんが、学外からの閲覧にはパスワードが必要です。
実験データへのリモートアクセスについて、詳細はスタッフまでお尋ねください。(ユーザー登録が必要です)
なお、現在環境構築および試験中ですので、不定期にサービスが停止する場合があります。
CrystalMaker Software社 の CrystalMaker および SingleCrystal を導入致しました。
それぞれ結晶構造のモデリングおよび電子回折パターンのシミュレーションが可能です。
使用を希望される方は分析電顕室までご相談ください。
テスト書き込み